3月から始めた海氷上のルート工作も、最終日となりました。立てた旗竿350本以上、1本の間隔を約500mとすると、実に175kmのルートを作ったことになります。まだ「しらせ」が到着した時に使用する氷上輸送ルートは残っているのですが、まずはメンバー全員がケガや事故無くルートが完成できたことに安堵です。
極夜前は度重なるブリザードでルートがほとんど伸びず、その後もクラック、プレシャーリッジに阻まれたり、低温による機械のトラブルなど苦労も絶えなかったですが、ルートを伸ばしながら見た南極の風景は一生忘れられないものになるでしょう。
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