2015-02-26

ブリ後

ブリ(ブリザード)が去ったあとには、建物内に雪が吹き込んでいないか?、破損はないか? など基地内の施設や観測機器を点検してまわります。今回は大きな被害はありませんでしたが、風速40mを超えるブリザードだったので、風で物が倒れたり、ドリフト(吹き溜まり)ができたりといったことはありました。そしてブリ後の除雪は越冬隊にとって最も過酷な作業です。特に建物の周囲は重機での除雪ができないので、人力に頼るしかありません。そのためドリフトができないように建物の周囲に風の通り道を作ったりして、なるべく雪がたまらないように工夫して次のブリザードに備えます。

建物の風下側にできたドリフト(吹き溜まり)




















アンテナなど観測機器の確認




















除雪(建物の周囲に風の通り道を作って雪がたまらないようにしているところ)

2015-02-23

ブリザード!!!

 本日はブリザード(吹雪)です。普段は快適で南極にいることも忘れてしまいそうになる昭和基地ですが、ひとたびブリザード(通称ブリ)になれば、厳しい南極にいることを思い知らされます。

 昭和基地でのブリザードは下記のA~Cにランク付けされ、視界が1km以下風速が15m/s以上になると外出注意令、視界が100m未満、風速が30m以上になると外出禁止となり、管理棟や居住棟、一部観測棟から外出することはできなくなります。

 本日は夕方に外出注意、風速も27.7m/sを越え、視界も悪くなったため外出禁止となりました。今も風の唸る音が聞こえてきます。
(2月24日追記 今回のブリザードは最大風速40.2 m/s 最大瞬間風速49.4 m/sを記録しました)
A級
100m未満
25m/s以上
6時間以上
B級
1000m未満
15m/s以上
12時間以上
C級
1000m未満
10m/s以上
6時間以上

風速15m
















風速27m















2015-02-21

流氷つながり

紋別で開催された流氷シンポジウムで小学生向けの南極教室をしました。
南極に興味をもってもらえたかな?

「南極昭和基地とネット中継 小学生、紋別で魅力学ぶ」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/593505.html

2015-02-12

南極から授業

南極観測隊には教員派遣プログラムがあり、学校の先生が南極観測隊(夏隊)に同行して、南極から学校や教育機関向けに衛星中継授業をします。今回は明石市の先生が時の町明石市の天文台と中継して、白夜ならでは1周回る24時間日時計などの授業をしました。私も南極で働く人のコーナーでちょっとだけ出演させてもらいました。南極を身近に感じてもらえたかな?
ちなみに会場ではプラネタリウムのスクリーンに南極の全球カメラ映像を上映したそうです。どんなふうに見えたのか気になります。

プラネタリウムで南極授業 観測隊同行の明石市立小教諭が衛星中継http://www.sankei.com/region/news/150207/rgn1502070075-n1.html

2015-02-01

越冬交代式

(投稿が遅くなってしまいましたが)今日は55次越冬隊と56次越冬隊が交代する日です。この日を境に昭和基地の管理は56次越冬隊に引き継がれ、55次越冬隊員が「しらせ」に帰る日です(56次夏期の観測を支援する隊員を除く) 55次隊にとっては守ってきた基地を引き継ぐ安堵の日であり、56次隊にとっては今後は自分たちで管理していかなければならないという決意の日です。

まず56次越冬隊(左)と55次越冬隊(右)が向かい合い。一人ひとり握手して位置を交代します。



















越冬交代後の記念撮影。55次越冬隊の皆様1年間お疲れさまでした。



















こちらもご覧ください。
国立極地研究所 南極観測のページ 
「南極昭和基地で越冬交代式」
http://www.nipr.ac.jp/jare/info/jare56_20150201.html