1泊2日で、昭和基地のある東オングル島の隣島、西オングル島に行ってきました。目的は、観測機器のメンテナンスと、機器を動かしているバッテリーの充電です。太陽が出ているうちはソーラー発電で間に合うのですが、これから極夜という太陽のでない期間がやってきますので、その前に充電をしておきます。
もう極夜前、日が短いので16時ころにはこんな様子。
雪上車と小屋(昔の居住ソリ)に泊まりながらの充電です。
発電機で充電しますが、1時間ごとにバッテリーの状態を確認します。
8時過ぎの夜明け、月がキレイでした。
翌日、風力発電のメンテナンス(交換のため風車を外したあとですが・・・)
西オングル島には悲しい場所もあります。第4次越冬中(1960年)に昭和基地で遭難した福島隊員は、1968年、昭和基地から約5km離れたこの場所で発見されました。当時と比べると基地も装備も発達し、南極でも日本と変わらない生活ができるようになりましたが、一歩外に出れば、当時と同じ厳しい自然があることを教えてくれます。
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