南極では、輸送、調査場所への移動など、雪上車が安全に通れるルート(道)を作る必要があります。 ここで困るのが、道しるべとなる目標物がほとんど無いこと、海の上の氷は少しずつ移動しているため同じルートがずっと使えないことです。そこで南極で頼りになるのは、先日ご紹介した赤旗、方位、GPSで測定する緯度・経度、距離です。 研究所の敷地内でルート工作の訓練をしました。
GPSで起点となるポイントの緯度経度を測定します。
ハンドベアリングコンパスという精度の高いコンパスで安全に行ける次の目標物(南極では先に進んだ人の赤旗)への方位を測ります。
次のポイントに行きGPSで緯度・経度と前のポイントとの距離を測定し、記録します。これらを繰り返し作成したルートはデータとして持ち帰って、パソコン上の地図に表示したり、隊員で共有したり、他のGPSでルート案内することもできます。これで南極でも絶対迷わない!?
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