2015-04-04

南極郵便事情

 昭和基地は郵便局としての登録があり、日本であれば国内と同じ料金でいつでも郵便物を出すことができます。ただし、ひとつ問題が・・・日本に送ることができるのは年に1度、砕氷船しらせが帰る時だけです。 消印は基地で出した時の日付になるのですが、配達はしらせが日本に着いてからになってしまいます。年末に年賀状を出しても届くのは4月です。夏隊員や帰国時の越冬隊員であればオーストラリアからは飛行機でしらせより先に帰国するので、郵便物は自分の帰国よりも後に届くことになってしまいます。

 昭和基地からメールであればすぐに連絡できますが、それでもハガキや手紙を送る隊員が多いのは、南極までの距離(1万4000km)を感じてもらえるからかもしれません。

 ちなみに私が2月1日に昭和基地で出したハガキは4月3日に配達されたそうです。

昭和基地の消印としらせの記念切手


1 件のコメント:

園田@東京 さんのコメント...

ありがとうございます。
僕も一昨日に受け取りました。
遥か遠方から、そしてこのハガキは「しらせ」に乗ってきたと思うとやっぱり感動します。
子供に地球儀を使ってここから来たハガキだと教えたところ、一つ発見がありました。
地球儀の南極に昭和基地って記されています。
改めて昭和基地の場所を知ることになりました。
それまでは漠然と南極としか意識していませんでしたので。
本当にありがとうございます。とても貴重な記念になりました。